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建物・家づくり・健康素材

【家創り】防災に備える住まいをつくる3つのポイント



近年、大規模な地震や台風、豪雨などの自然災害が増え、防災意識が高まっています。
特に、静岡県のように将来的な災害リスクが懸念される地域では、安心して暮らせる家づくりが重要です。
家創りを検討する際には、「耐震性」「制振性」「防災設備」の3つのポイントを押さえた家づくりが求められます。

今回は、防災に強い住まいをつくるための3つのポイントを詳しく解説します。

 


1. 地震に強い家づくり|耐震工法・制振工法の選び方

◆ 耐震工法とは?木造住宅にも適した技術

「耐震工法」とは、建物自体の強度を高め、揺れに耐えられる構造にする工法のことを指します。日本の住宅では、特に木造住宅の耐震性向上が求められており、以下のような方法が採用されています。

【主な耐震工法】

  1. 壁量計算とバランス設計

    • 地震の揺れを分散させるため、壁の配置を適切に設計。

    • バランスの取れた間取りにすることで、ねじれや倒壊を防ぐ。

  2. 剛床工法(ごうしょうこうほう)

    • 床を一体化し、横揺れに強い構造にする技術。

    • 木造住宅でも取り入れられるため、人気の工法。

  3. 制震工法との組み合わせ

    • 耐震工法だけでなく、制振工法を併用することでより安全性を高める。


◆ 制振工法とは?揺れを抑えてダメージを軽減

「制振工法」は、建物の揺れを吸収することでダメージを抑える技術です。特に繰り返しの揺れに強いのが特徴で、大きな地震が起きた際にも建物の損傷を抑えられます。

【代表的な制振技術】

  • オイルダンパー:揺れを油圧の力で吸収し、揺れ幅を小さくする。ただし、経年劣化によるオイル漏れや性能低下のリスクがあり、定期的な点検と交換が必要になる点に注意が必要です。

  • ゴムダンパー:高弾性ゴムを用いて振動を吸収し、建物の変形を防ぐ。しかし、ゴム素材は時間とともに硬化やひび割れを起こす可能性があるため、長期的なメンテナンス計画を考慮する必要があります。

  • 高純度アルミダンパー:高純度アルミニウムを用いて振動を吸収し、建物の変形を防ぎます。
    高純度アルミニウムは劣化が少なくメンテナンスの心配がないことが特長です。

  • バランス設計との組み合わせ:耐震工法と併用することで、家の安全性をより高められる。

「耐震工法+制振工法」を組み合わせた家づくりを行うことで、長期的に安心して暮らせる住まいが実現できます。ただし、制振装置は種類によっては定期的な交換が必要になるため、維持管理のしやすさも考慮するとよいでしょう。


2. 自然災害に備える住宅設計と立地選び

◆ 住む場所のリスクを事前にチェック

静岡市をはじめとする災害リスクの高いエリアでは、住宅の立地選びも重要です。事前に「ハザードマップ」を確認し、災害リスクの低いエリアを選ぶのが理想的です。

【立地選びのポイント】

  • 津波・浸水リスクの少ないエリアを選ぶ

  • 地盤が強固な場所に建てる

  • 避難経路を確保できる場所に建設する

◆ 防災を考えた間取り設計

  • 非常用の物資を備蓄できる収納スペース

  • 停電時に活用できる太陽光発電+蓄電池

  • 家族が安全に避難できる動線の確保

注文住宅なら、これらの要素を事前に設計に取り入れることができます。


3. 最新の防災設備を導入し、災害時でも安心の住まいに

◆ 住宅に備えるべき防災設備

最近の住宅では、防災設備を取り入れることで、災害時のリスクを最小限に抑えることが可能です。

【おすすめの防災設備】

  • 耐火性の高い外壁・屋根材

  • 断水時にも使える貯水タンク

  • 緊急時に使える発電機

  • スマート防災システム(火災・地震感知センサー付き)

◆ 防災リフォームの検討もおすすめ

すでに住宅を所有している場合は、防災リフォームを行うことで安全性を高めることができます。

【防災リフォームの例】

  • 壁の耐震補強

  • 制振ダンパーの後付け(耐久性の高い製品を選ぶことが重要)

  • 屋根の軽量化による耐震性向上


まとめ:注文住宅なら防災対策を徹底できる

注文住宅であれば、設計段階から耐震工法・制振工法・防災設備を取り入れることが可能です。特に静岡市のような地震リスクの高い地域では、防災を意識した家づくりが重要です。

防災に備えた住まいづくり3つのポイント

  1. 耐震工法・制振工法を採用し、揺れに強い家をつくる(メンテナンスのしやすさも考慮)

  2. 立地と間取りを工夫し、災害リスクを低減する

  3. 最新の防災設備を導入し、非常時でも安心な住まいにする

これから家を建てる方は、ぜひこれらのポイントを参考に、安全で快適な住まいづくりを検討してみてください。

 

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