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資金(ローン)

【住まいの資金】家を建てた後も続く「維持費」とは?見落としがちなコスト

 

—新築マイホームの夢、その先にある現実的な出費とは—

「家は建てて終わりではなく、住み続けるために“育てていく”もの」
これは、私たち住宅会社が多くのオーナー様と関わる中で実感してきた言葉です。住宅購入は人生最大の買い物とも言われますが、実は家を建てた後にも「見えにくいコスト」=維持費がかかり続けることをご存知でしょうか?

今回は、「修繕費」「光熱費」「固定資産税」「火災保険料」など、つい見落としがちなコストを一つずつ丁寧にご紹介。将来を見越した「コストの賢い選択」もアドバイスします!


目次

  1. 家を建てた後にかかる主な維持費とは?

  2. 税金編:固定資産税・都市計画税とは?

  3. 保険編:火災保険料・地震保険料の実情

  4. 光熱費編:電気代の高騰と太陽光発電のすすめ

  5. 修繕費編:見えにくいが確実にやってくる出費

  6. 外壁塗装・防犯・バリアフリー化費用の未来予測

  7. 節税対策にも注目!住宅ローン減税の活用方法

  8. まとめ:コストの見える化で安心の家づくりを


1. 家を建てた後にかかる主な維持費とは?

マイホームを手に入れた瞬間は、人生の達成感に包まれる特別な時。しかし、その後にやってくる「家の維持費」については、見積もりの段階であまり深く考えられていない方が多くいらっしゃいます。

主な維持費には、以下のようなものがあります。

  • 税金(固定資産税・都市計画税)

  • 保険料(火災保険料・地震保険料)

  • 光熱費(電気・ガス・水道など)

  • 修繕費(屋根・外壁・配管など)

  • 住宅設備更新費(給湯器・キッチン・トイレ等)

  • 防犯・耐震・バリアフリー化などの追加改修費

これらを将来的なコストとしてあらかじめ見積もっておくことが、安心した暮らしに繋がる第一歩です。

 


2. 税金編:固定資産税・都市計画税とは?

■ 固定資産税とは?

家や土地を持っている人に課せられる地方税で、毎年支払う必要があります。金額は「固定資産税評価額」に基づいて決定されます。たとえば、評価額が1,000万円の住宅にかかる固定資産税(1.4%)は年額14万円。決して小さな金額ではありません。

■ 都市計画税とは?

一部地域では「都市計画税」も加算され、最大で0.3%程度が上乗せされます。これら税金は築年数や立地、広さにより変動するため、長期的にどのくらいの税額になるか確認しておきましょう。

 


3. 保険編:火災保険料・地震保険料の実情

自然災害が多い日本では、保険の重要性が年々高まっています。

■ 火災保険料

火災だけでなく、台風や水害にも対応できるプランが一般的です。新築時に10年~35年分の一括払いをするケースが多いですが、金額は10万円~30万円と大きな出費。

■ 地震保険料

火災保険とセット加入が多く、保険料は建物構造や地域により異なります。例えば、木造住宅は耐震性能が低いと見なされ、保険料が高くなる傾向があります。

 


4. 光熱費編:電気代の高騰と太陽光発電のすすめ

■ 高騰する電気代の現状

電力料金の値上がりが続いている今、家計を直撃しているのが光熱費。夏・冬の冷暖房費だけでも月数万円に達する家庭も。

■ 新築時に「太陽光発電」の導入を検討しよう

自家発電で電力をまかない、余剰電力は売電できる仕組みは、家計だけでなく地球にもやさしい選択。光熱費の節約=「住宅の長期的な価値」を守る手段でもあります。

 


5. 修繕費編:見えにくいが確実にやってくる出費

築10年を過ぎたあたりから増えてくるのが、修繕費

  • 屋根の葺き替え

  • 外壁の塗り直し

  • 水回りのトラブル

これらは突発的に発生し、数十万円〜100万円以上の出費になることも。

■ 修繕積立を「新築時から」始めよう

月1万円でも積み立てておくことで、急な出費にも安心です。
将来の修繕に備えることは、賢い家づくりの第一歩です。

 


6. 外壁塗装・防犯・バリアフリー化費用の未来予測

■ 外壁塗装費用

10~15年ごとに再塗装が必要。塗料の種類により価格は異なりますが、目安は80〜150万円

■ 防犯対策費用

最近ではセンサーライト、防犯カメラ、スマートロックなどのニーズが高まりつつあります。防犯対策費用は約5〜30万円程度が目安。

■ バリアフリー改修費用

将来の介護や高齢化を見据えて、段差の解消や手すりの設置などは早期に導入がおすすめです。将来必ず必要なものですから新築時に手摺りの設置や設置できるようにするための下地の準備を検討することをお勧めします。

 


7. 節税対策にも注目!住宅ローン減税の活用方法

マイホーム購入の際に受けられる節税措置が「住宅ローン減税」。控除額は所得税・住民税から一定期間、毎年戻ってくる仕組みです。

  • 年間最大控除額:35万円(条件により異なりますのでご注意ください)

  • 控除期間:最大13年間(認定長期優良住宅等の場合)

現行制度を活用して、賢く資金計画を立てましょう。

 


8. まとめ:コストの見える化で安心の家づくりを

✅ 見落としがちな維持費まとめ

項目 おおよその費用(年間/回)
固定資産税・都市計画税 10万〜20万円/年
火災保険料・地震保険料 5万〜15万円/年
光熱費 15万〜30万円/年
修繕費 20万〜100万円/10〜15年ごと
外壁塗装費用 80万〜150万円/10〜15年ごと
防犯対策費用 5万〜30万円/導入時
バリアフリー改修費 30万〜100万円/必要時

? 最後に:「住んだ後」を想像して家を建てよう

「家は建てたら終わり」ではなく、「未来の自分と家族のために、ずっと育てていくもの」です。

新築時にこそ考えるべき維持費のこと。
賢く備えて、長く愛せるマイホームライフを一緒に叶えましょう!

 

 

 


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