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【土地】ハザードマップから見る「災害に強い土地」選びのポイントとは? 〜家族の命と未来を守る、住まい探しの新常識〜

 

【目次】

  1. はじめに:なぜ今、土地選びにハザードマップが必要なのか

  2. ハザードマップってなに?基本のキを解説

  3. 静岡市で確認できるハザードマップ一覧
     3-1. 防災マップ
     3-2. 洪水ハザードマップ
     3-3. 浸水ハザードマップ
     3-4. 津波ハザードマップ

  4. 災害に強い土地選びのためのチェックポイント

  5. ハザードマップと地盤調査の“ダブルチェック”が安全への近道

  6. 建物そのものの災害対策も忘れずに

  7. 自分でできる防災計画と地域とのつながり

  8. まとめ:未来の安心を手に入れる土地選びとは


1. はじめに:なぜ今、土地選びにハザードマップが必要なのか

土地探しの第一歩は「どこに住みたいか?」を考えることから始まります。通勤や通学、買い物の利便性も大切。でも、それ以上に見落としてはいけないのが「その土地の安全性」です。

地震、津波、洪水、土砂災害など、日本では多様な自然災害リスクが常に存在します。特に静岡市は、南海トラフ地震の想定震源域に近い地域であり、全国的にも地震リスクの高いエリアとして知られています。

そんなリスクを事前に確認できるのが「ハザードマップ」。
静岡市地理情報マップ(https://city.shizuoka.geocloud.jp/)では、地域に関するさまざまな防災マップをいつでも無料で確認ができます。

 


2. ハザードマップってなに?

ハザードマップとは、地震・洪水・津波・土砂崩れなどの災害が発生した場合に、どの地域にどんな被害が予測されるかを可視化した地図です。

国や自治体が過去の災害データや地形情報などをもとに作成し、被害を事前に想定することで住民の避難や防災意識を高める目的で利用されています。

 


3. 静岡市で確認できるハザードマップ例

3-1. 防災マップ

防災マップは、静岡市の地震・津波・土砂災害などの複数のリスクを総合的に把握できる地図です。
【見るべきポイント】

  • 近隣の防災拠点(避難所)の位置とアクセスルート

  • 自宅が土砂災害警戒区域に指定されていないか

  • 周辺にある災害対応機関(消防署・病院など)の有無

活用法: 日頃の防災対策に欠かせない情報源。家族での防災計画防災マニュアルづくりに役立ちます。


3-2. 洪水ハザードマップ

洪水ハザードマップは、台風や大雨により河川が氾濫した際に、どの地域がどれくらい浸水するかを示した地図です。

【見るべきポイント】

  • 該当エリアが洪水リスクのある場所か

  • 浸水深が50cm未満/1m以上などの予測

  • 避難経路と浸水の関係(通行不可になる道はないか)

洪水リスクが高い土地には、高床設計や排水対策が求められるため、住宅建築時にも大きな影響を及ぼします。

 


3-3. 浸水ハザードマップ

浸水ハザードマップは、内水氾濫と呼ばれる「街の排水能力が追いつかず発生する浸水」へのリスクを示した地図です。都市型災害とも言われ、都市部ほど発生しやすい現象です。

【見るべきポイント】

  • 低地や谷状地形に位置していないか

  • 周囲の排水路や下水設備の有無

  • 地盤調査の結果と組み合わせて見ると精度UP

内水氾濫が起きやすい地域では、建物の配置や基礎の高さにも工夫が必要です。

 


3-4. 津波ハザードマップ

津波ハザードマップは、南海トラフ地震などの大規模地震による津波の発生と、その到達範囲や時間を予測したものです。

【見るべきポイント】

  • 津波の到達予測時間と避難にかかる時間

  • 建設予定地の標高と高台までの距離

  • 防災拠点や津波避難ビルの有無

津波リスクがあるエリアでは、土地購入後の防災対策だけでなく、地域の防災マニュアルも確認しておくと安心です。

 


4. 災害に強い土地選びのためのチェックポイント

✔ 地盤の強さを確認しよう

土地の安全性を調べるうえで重要なのが、地盤調査
液状化現象や地盤沈下が起こりにくい土地かどうかを知ることができます。

液状化現象は、地下水位が高く、砂地の軟弱地盤に多く見られる現象。震災時に建物が傾くなどの被害が発生する原因になります。

 


✔ 高低差を意識した土地選びを

低地や谷地形にある土地は、洪水や内水氾濫のリスクが高くなります。
また、傾斜地にある土地では、土砂災害警戒区域に指定されているかも要確認。

 


✔ 災害時の避難ルートを確認

災害時に防災拠点に避難できるか、そのルートが安全かどうかも重要な判断材料です。
徒歩でアクセス可能か、道路が狭くないか、崩落や冠水の可能性はないかなども確認しておきましょう。

 


5. ハザードマップと地盤調査の“ダブルチェック”が安全への近道

ハザードマップは広域的な災害リスクを把握するのに役立ちますが、土地ごとの詳細な状況まではわかりません。
そこで必要になるのが地盤調査です。

住宅会社を通じて、地盤の種類や強度を調査し、その結果をふまえて土地の安全性を総合的に評価することができます。

 


6. 建物そのものの災害対策も忘れずに

安全な土地に建てることは大切ですが、建物自体の防災対策も忘れてはいけません。

  • 最新の耐震基準を満たす耐震住宅を選ぶ

  • 耐風・耐水・防火などの機能性を持つ外壁材や屋根材を選定

  • 家具の転倒防止や非常用電源などの備えも重要


7. 自分でできる防災計画と地域とのつながり

住む場所を選ぶことも大事ですが、住んでからの備えも同じくらい大切です。

  • 家族で防災計画を立てる

  • 災害時の連絡方法や集合場所を決める

  • 非常食や飲料水、防災グッズを備蓄する

  • 地域の防災マニュアルや避難訓練に参加する


8. まとめ:未来の安心を手に入れる土地選びとは

これからの住まい探しは、ただ便利なだけではなく、「災害に強いかどうか」も選ぶ基準の一つになっています。

静岡市では、【静岡市地理情報マップ(https://city.shizuoka.geocloud.jp/)】から、
防災マップ・洪水ハザードマップ・浸水ハザードマップ・津波ハザードマップを無料で確認できます。ぜひチェックしてみてください。

 


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