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【住まいの性能】ヒートショックを防ぐ住宅性能とは?家族を守る住まいの条件

 

冬の時期に多く発生する家庭内事故の原因として知られる「ヒートショック」。
とくに高齢者がいるご家庭では、命にも関わる重大な問題です。

しかし近年では、住宅の性能を高めることでヒートショックのリスクを大幅に減らすことが可能になっています。

今回は、ヒートショックの危険性と住宅性能の関係、そして家族を守るために選ぶべき住まいの条件について詳しく解説します。

 


ヒートショックとは?その危険性を正しく知ろう

「ヒートショック」とは、急激な温度変化によって血圧や脈拍が大きく変動することで起こる健康被害です。たとえば、暖かいリビングから寒い脱衣所や浴室に移動した瞬間に、体に強い負担がかかり、失神・心筋梗塞・脳卒中などを引き起こす可能性があります。

特に冬場の入浴時は危険が高く、消費者庁の統計によれば、年間1万9000人以上が入浴中に命を落としているという報告もあります。その多くがヒートショックによる事故と考えられています。

✔ 特に注意が必要なケース

  • 脱衣所・浴室に暖房がない

  • トイレや廊下が極端に寒い

  • 気密性・断熱性が低い古い住宅

  • 高齢者や高血圧の方が暮らしている家庭

ヒートショックは高齢者に限らず、健康な若年層でも起こり得るため、どの家庭でも油断は禁物です。では、どうすればこのリスクを減らせるのでしょうか?

 


住宅性能がヒートショック予防のカギ

ヒートショックを防ぐ最も効果的な方法は、家の中の温度差をなくすことです。そのためには、「高断熱」と「高気密」の住宅性能が不可欠です。

高断熱の家は外気の影響を受けにくく、室温が安定しやすいのが特徴です。高気密の家は隙間風を防ぎ、暖房の効率を高めます。これらの性能がしっかり備わった住まいでは、どの部屋にいても急激な温度変化が起きにくく、ヒートショックのリスクを大幅に抑えられます。

?推奨される性能基準

  • 断熱性能:HEAT20 G2レベル以上

  • 気密性能:C値1.0以下(できれば0.5以下)

さらに、全館空調や床暖房を導入することで、リビングや脱衣所・浴室・トイレまでも一定の快適温度に保つことが可能になります。

特に築20年以上の住宅では、断熱材の劣化や隙間の多さが目立ち、室内の温度差が極端になりやすいため、住み替えやリフォームの検討も必要かもしれません。

 


家族を守る家の条件とは?

ヒートショックのない安全な暮らしを実現するために、住宅を選ぶ際には以下のポイントを必ずチェックしましょう。

✅ヒートショック対策として有効な住宅仕様

  • 断熱等性能等級6以上を取得している

  • 住宅会社がC値(気密性能)を数値で公表している

  • 脱衣所やトイレにも暖房を設置できる間取り

  • 全館空調や床下エアコンの導入が可能

  • 自然素材(しっくい・無垢材)を使い、温度変化にやさしい家

特に重要なのは、「断熱性能」「気密性能」をしっかり数値で確認することです。「高断熱」「省エネ住宅」といった曖昧な言葉だけで判断せず、UA値やC値といった客観的な指標で住宅性能を見極めましょう。

また、静岡市のような比較的温暖な地域でも、冬場は朝晩に冷え込むため油断はできません。断熱性の高い家は冷暖房費も抑えられ、快適さと経済性を両立できます。

 


まとめ|住宅性能は「命を守る性能」

ヒートショックは、見えないリスクですが、住宅の性能次第でそのリスクは大きく減らせます。

  • 高断熱・高気密の住宅は温度差が少なく、血圧の変化を抑制

  • ZEHやHEAT20 G2レベルを目安に住宅を選ぶことで安心・安全な暮らしを実現

  • トイレ・脱衣所・浴室の温熱環境も整え、家全体を快適空間に

「性能の高い家」は、ただ快適なだけでなく、大切な家族の命を守る家でもあります。新築・建て替え・リフォームをご検討中の方は、ヒートショックを防ぐ性能面にも注目してみてください。

 

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