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資金(ローン)

【住まいの資金】一戸建ての維持費ってどのくらい掛かるの?

~家を買う前に知っておきたい「本当のコスト」~

 

 

■ はじめに|“買ったあと”に気づいて後悔しないために

家づくりを考えるとき、つい「土地の価格」や「住宅ローンの返済額」ばかりに目が行きがちです。
ですが実は、それと同じくらい大切なのが「家を建てた後にかかるお金」、つまり【維持費】です。

「住宅ローンは払えると思ってたのに、後からかかるお金が想定以上で…」
「光熱費が高くてZEHにすればよかったと後悔してる」
こうした声は、実際の家づくり経験者からもよく聞かれます。

この記事では、静岡市周辺で一戸建てを購入予定の25~44歳の一次取得層の方々に向けて、維持費の内訳、目安、抑えるコツなどを、具体例と共にわかりやすく解説します。
さらに、後半では「維持費を考慮した家づくり」を体感できるイベント情報もご紹介します。

 


■ 1|一戸建ての維持費とは?代表的な6つの費用項目

住宅の維持費は、「住んでから継続的に発生する費用」のこと。
大きく分けると次の6つの項目に分類されます。

① 固定資産税・都市計画税

家を所有している限り毎年かかる税金です。
新築後数年間は軽減措置が適用されることもあります。

  • 静岡市内の一般的な30坪2階建て住宅で:
     → 年間 約15~20万円程度が目安(※固定資産税評価額によって変化します)

  • 土地評価額が高い地域ほど金額は上がる

② 火災保険・地震保険

台風・火事・地震などの自然災害に備えるための保険です。
近年は自然災害が増えており、保険料も上昇傾向です。

  • 火災保険:10年一括で約15~25万円

  • 地震保険:5年で約5~10万円

  • 合計:年間換算で約2.5〜4万円前後

③ メンテナンス・修繕費用

住宅の劣化や設備の更新にかかる費用。
10年を超えると、外壁塗装、給湯器、トイレ、シーリング材の劣化などが出てきます。

  • 毎年平均で5万〜10万円の積立が理想

  • 住まいの性能によっては20年後くらいで100〜200万円の修繕が必要になることも・・・

④ 光熱費(電気・ガス・水道代)

ZEHや高断熱住宅かどうかで大きく異なります。

  • 一般的な住宅:月2.5万〜3万円前後

  • ZEH住宅:太陽光発電で年間10万円以上の削減例も

⑤ 外構・庭の維持費

意外と盲点になるのが庭・外構の維持。
芝生の管理、剪定、防草処理、外構のひび割れ補修などが必要です。

  • 年間1万〜2万円程度(DIYで軽減可能)

⑥ 家電・設備の買い替え

家と同時に購入した設備機器や家電類も寿命があります。

  • 10〜15年:給湯器、トイレ、洗面台、エアコン、IH調理器など

  • 20〜25年:屋根材、太陽光パネル、蓄電池の交換など


 

■ 2|静岡市での維持費シミュレーション

実際に、静岡市にお住まいのご家族を想定して維持費を試算してみましょう。
※あくまで目安の例です。実際の金額は条件によって変化します。

【事例】30代夫婦+お子様1人/30坪2階建て住宅の場合

費用項目 年間金額 備考
固定資産税・都市計画税 約18万円 ※固定資産税評価額によって変わります
火災保険・地震保険 約3万円 一括契約の年割換算
メンテナンス積立 約8万円 10年後に外壁補修想定
水道光熱費 約15万円 ZEH基準の住まいの想定
庭・外構の維持 約2万円 年2回の剪定等
合計 約46万円 月あたり約38,000円

 

 

■ 3|維持費を抑えるために家づくり段階でできること

維持費は「建てる前からの工夫」で大きく差が出ます。

● ZEH基準の住宅を選ぶ

太陽光発電+高断熱+省エネ機器で光熱費を大幅カット。
売電収入によってプラスになる可能性もあります。

● メンテナンスしやすい外壁材を採用する

サイディングの継ぎ目が少ないものや、塗装の耐久性が高い素材を選ぶことで塗替え頻度が減少。

● 長期優良住宅の認定を受ける

税制優遇、住宅ローン控除、点検・修繕の目安が明確になる。


 

■ 4|意外と忘れがちな“未来コスト”とは?

子育て世代にとっては、維持費以外にも未来の出費が控えています。

  • 教育費(高校〜大学):1人あたり1,000万円超

  • 自動車費用(買い替え・保険・維持):年間約30〜50万円

  • 医療費、介護保険料、老後の生活費の備え

住宅の維持費を最初から把握していれば、これらを見越した家計設計が可能になります。


 

■ 5|“なんとなくの予算”が危険な理由

多くの方が「月々◯万円なら払える」と感覚的に住宅を選びがちです。
しかし、そこに維持費が加わるとどうでしょう?

例えば住宅ローンが月10万円、維持費が月3万円なら、実質の住居コストは13万円です。
生活費、教育費、貯蓄とのバランスを崩してしまう可能性もありますので、ローン費以外の維持費も含めたライフプランニングを考えることが大切です。


 

■ 6|資金計画は「総コスト」で考えよう!

住宅購入にかかる費用は、「初期費用」+「住宅ローン」+「維持費」+「将来の修繕費」で構成されます。

費用の種類 内容 時期
初期費用 頭金・諸費用 契約・引渡時
住宅ローン返済 月々の返済 35年等
維持費 税金・光熱費・メンテナンス 毎年
修繕・買い替え 外壁・家電・住宅設備 10年以降

これをすべて可視化することで、将来の家計の見通しが立ちやすくなります。


 

■ 7|家づくりを「維持費」から考える時代へ

これからの住宅購入は、単なる「広さ」や「価格」だけで選ぶ時代ではありません。
いかにコストを抑えながら、長く快適に暮らせるかが重視されています。

「安く建てたけど、10年後にリフォーム地獄」
「性能の良い家を建てて、10年後も余裕ある暮らし」
この差は、家づくりのスタート時点で生まれます。


 

■ まとめ|一戸建ての維持費を見逃さない家づくりを

  • 一戸建ての維持費は年間40万〜50万円が目安

  • 固定資産税、保険、メンテナンス、光熱費、外構…費目を把握しておく

  • 家の性能・素材・設計で大幅に抑えることも可能

  • ライフプランとセットで考えることで安心の家計が実現


 

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