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資金(ローン)
住宅ローンの返済期間は長めの設定がおすすめ
こんにちは!
ダイバホームです。
住宅ローンを組むときに、返済期間をどのくらいに設定すればよいかとご質問をいただくことがあります。
「定年までに支払いを終えられるように設定したい」
「利息を少なくしたいので返済期間を短くしたい」
短期間での設定を希望されるかたの多くはこんな希望をお持ちです。
確かに定年後までローンが残るのは不安ですし、利息はもったいないというお気持ちも良く分かります・・・。
でも、実は住宅ローンはある程度、「長めに設定」することで、さまざまなメリットがあるんです。
住宅ローンの返済期間を長くするメリットは?
住宅ローンの返済期間を長くすることで生まれる4つのメリットをご紹介します。
メリット1[ローン期間中「団体信用生命保険」が適用される]
住宅ローン借入の際には「団体信用生命保険」に必ず加入することになっており、加入者に万が一のことがあった場合は残りの住宅ローンが全額弁済されます。
病気や怪我でローンの返済が難しくなった場合の保障がされるのでローンの期間を長く続けても損はありません。
メリット2.[住宅ローン減税の恩恵が得られる]
「住宅ローン減税」は、住宅ローンを借り入れてマイホームを新築・取得または増改築等をした場合、取得者の金利負担の軽減を図るための制度です。
毎年末の住宅ローン残高、または住宅の取得対価のうち、いずれか少ない方の金額の「1%」が10年間に渡り所得税の額から控除されます。
(所得税からは控除しきれない場合には、住民税からも一部控除)
住宅ローンの返済期間を長く設定すると、所得税の還付額が増えるメリットがあります。
メリット3.[ローン期間は後から延長できない]
ローン支払い期間は繰り上げて短縮することはできますが、『延長することはできません』。
最初にローン期間を短く設定してしまうと、後から支払いが負担が苦しくなったからと返済期間を延ばしたいと思っても延長することはできないのです。
むやみに返済期間を短くせず、ローンの期間はできるだけ長めに設定したほうが後から調整ができます。
貯蓄や退職金を使って、繰り上げ返済して定年後の支払い額を減らしたり、返済期間を短縮するなどの返済計画の変更も可能です。
「安心して無理なく払える」が最適な返済期間
「定年までに完済する!」と無理な返済計画を立てて生活が苦しくなっては、せっかくのマイホームでの暮らしも『幸せ』とは言い難いものになってしまいます。
最適なローン期間は「安心して暮らせることを第一に、無理なく支払える期間」です。
住宅ローンを払いながらも家計に無理がなく、安心な暮らしができるような返済期間に設定しましょう。