Column
コラム
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2022年10月から「長期優良住宅」の認定基準が改正されます。
長期優良住宅とは住生活基本法に基づき、国が定めた「長期優良住宅」の認定基準に照らして、「長期間に渡って住み続けられる」と認定された良質な住宅のこと。その長期優良住宅認定基準の一つである「省エネ対策」の基準が10月より強化され、ZEH住宅に求められる断熱性能が求められることになりました。具体的には外皮平均熱貫流率(UA値)が、これまで建築物省エネ法に基づく省エネ基準である0.87以下から、ZEH相当水準となる0.60以下となります(数値はいずれも6地域の場合)。Quareaはもちろんこの基準をクリアした長期優良認定住宅の性能を全棟で標準搭載しています。※長期優良住宅の認定取得には別途申請が必要です。長期優良住宅はその性能面だけでなく、不動産取得税、固定資産税などの税制面での優遇措置も受けられますので、コスト面でのメリットもあります。(2022年9月現在こどもみらい住宅支援事業の補助金の対象にもなっています。)長期優良住宅についてもっと詳しくお知りになりたい方は、ぜひお気軽にダイバホームのスタッフまでお問い合わせください!
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快適な家のための窓の選び方
こんにちは!ダイバホームです。ダイバホームではZEH基準の「高断熱の家」を提供させていただいていますが、高断熱の家にするために大切なのは「窓」。「高性能の断熱材を使って家を建てたのに思ったほど部屋が暖かくならない」と不満を感じる方がいらっしゃいますが、その原因は「窓」にあるかもしれません。今回は、素材や構造による窓タイプの違いや窓の性能を高める工夫についてご紹介します。 窓の種類住まいに使われる窓は使われている素材や構造で違いがあります。サッシ枠素材の違いアルミサッシ・・・安価だが、熱伝導率が高く断熱性は低い。結露が起こりやすい。樹脂サッシ・・・熱伝導率が低く断熱性が高い。結露も起こりにくい。ただしアルミサッシよりも高価。アルミ樹脂複合サッシ・・・室外部分がアルミ、室内側を樹脂にした枠のサッシ。アルミサッシよりも断熱性が高く、樹脂サッシよりも安価なのがメリット。ガラスの枚数による違いシングルガラス・・・一般的に用いられる単板ガラス。安価だが断熱性能は低い。複層ガラス・・・ガラスを2枚使い、ガラス間に空気層を作った構造。シングルガラスよりも断熱性能が高い。この空気層にアルゴンガスを注入したり、真空にするなどしてさらに断熱性能を高めたタイプもある。トリプルガラス・・・ガラス3枚使い、空気層が2層になっている。高額だが断熱性は最高レベル。ガラスの種類による違い板ガラス・・・一般的な無色透明のガラス。断熱性能は低い。Low-Eガラス・・・ガラスの表面に、遮熱効果のある金属膜をコーティングしたガラス。断熱性能が高い。ダイバホームでは価格と性能のバランスを考え、「アルミ樹脂複合」&「Low-E複合ガラス」のサッシを採用しています。窓の性能を高めるカーテン・ブラインド窓は、「光」や「空気」、時には「人」の通り道ですので、その断熱性能にも限界があります。そこで重要になってくるのが、シェードやブラインド、カーテンなど、窓周りのインテリア。これらを上手くに使うことで、窓の性能だけではフォローできない、きめ細かい調整が可能になります。断熱性や防音性を高めるには、裏地付きカーテンや、中綿入りのカーテンなどの厚手のものがおすすめ。またカーテンの裾を長めに作って床とのすき間を無くすと、下から入り込む冷気をシャットアウトできます。夏の強烈な日差し対策には、屋外に取り付ける「外付けブラインド」が効果的。熱が家の中に入る前の段階で遮るため、窓だけで遮熱するよりもさらに高い遮熱効果を期待できます。光と風を取り込むために大きな窓にしたいけど、日差しが入って暑くなりすぎるのは困る・・・そんなジレンマを解消してくれる方法です。まとめ家族が集うリビングは明るく開放的に、寝室の窓は静かさを優先したいなど、部屋の用途に応じて、窓のデザインや性能は違います。断熱性能の高い窓を選べば快適な部屋になるわけではありません。窓を選ぶときには、その部屋での実際の生活を想像し、どんな性能が必要なのかを考えて選ぶようにしましょう。
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間接照明を効果的に使うコツ
こんにちは!ダイバホームです。照明は室内空間を構成する大切な要素です。照明のほとんどは、照明器具で直接室内を照らす「直接照明」ですが、近年「間接照明」を採用するケースが増えてきました。今回は「間接照明」とは何か?「間接照明」の効果的な活用方法について紹介します。「直接照明」と「間接照明」照明は「直接照明」と「間接照明」の2種類があります。直接照明とは、部屋や対象物を直接照らすための照明で、シーリングライトやスポットライトなどを差します。間接照明とは、照明器具で床や天井、壁などを照らした反射光で空間や床面を明るくする照明のことです。間接照明は光源が見えない形で天井や壁を照らすので、ほんのりとした明るさになります。よって仕事や作業などをする場合は、作業場所を部分的な直接照明を加えないと暗いと感じることがあります。間接照明のメリット間接照明は、壁や床からほんのりとした明るさで室内を照らしてくれますので、落ち着き、リラックスする空間をつくり出せる効果があります。たとえば、寝室では寝る直前まで部屋が明るいと睡眠の妨げになってしまうので、間接照明を採用するのは効果的です。また、光が天井に向かう照明であれば、視線を自然と上へもっていくことができ、壁付けの照明なら、アートや照らす壁自体をアクセントとして強調することができます。間接照明の種類間接照明の基本的な方法は「コーブ照明」「コーニス照明」「バランス照明」の3種類があります。コーブ照明天井を照らす間接照明です。目線を上方向に引き付けるため、室内の天井が高く感じられます。天井に段差を設け、段差の部分に照明を入れ込む形が多いです。コーニス照明壁を照らす照明です。間接照明のなかでも最も明るさを感じやすい方法です。アクセントウォールや壁にかけたアートを強調する照明として効果的に使えます。テレビボードや飾り棚と壁の間に、間接照明用の細くストレートな光源を設置するのもひとつの手段です。バランス照明天井と床面を同時に照らすように照明器具を設置する方法です。空間の奥行きやオシャレな雰囲気を演出することができ、目を惹く照明です。靴箱の下に間接照明を入れて暗くなりがちな足元を照らしたり、アクセントウォールや造作を照らす彩りとしての間接照明など、方法はアイデア次第で広がっていきます。効果的な間接照明で部屋を彩ってみてください。
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快適な家創りには「気密性能」が大事!
こんにちは!ダイバホームです。「冬暖かい家」にするために必要なことは・・・と聞いて皆さんが真っ先に思い浮かべるのは「断熱性能」ではないでしょうか?でも、実はどんなに断熱性能が高くても「気密性能が低い」と断熱の効き目は半減してしまうんです。今回は「気密性能が低い家はどうなってしまうのか」について解説します。「気密性能が低い」家は、わかりやすく言えば「すき間だらけの家」ということです。「え?新築の家にすき間があるの?」と思うかもしれませんが、実は意外に多いんです。国土交通省が規定する「高気密住宅」の基準は、5㎠/㎡以下。床面積1㎡あたりどのくらい隙間があるかをC値といい「㎠/㎡」の単位で示しますが、「高気密住宅」でも床面積1㎡あたり、5平方センチメートルものすき間があるということです。これは30坪の家(約100㎡)なら全体で5㎡ものすき間があるということにもなります。「高気密住宅」と言われる家でもこんなにすき間があるなんて驚きですよね。※ちなみにダイバホームのクオリアのC値は0.44㎠/㎡と、高気密住宅の基準の10分の1以下のすき間しかありませんので安心・快適ですよ。では、すき間が多い家にはどんなデメリットがあるのでしょうか。冷暖房費が高額になる家にすき間が多いと、せっかく暖めた、あるいは冷やした空気が外気と入れ替わってしまい、冬は寒く、夏は暑い不快な家になります。暖房した空気は上から抜け、下から冷気が入ってきます。いくら暖房しても足元が寒く満足感が得られません。ガンガン冷暖房をすることになり、光熱費も高額になります。家が傷む家がすき間だらけだと、断熱材の入った壁の中を空気が自由勝手に動き回ります。動き回る空気には湿気も含まれています。この湿気を含んだ空気は壁の中の足元付近にとどまり構造体の木材を傷めていきます。換気効率が悪いすき間多ければ常に換気されてるようなもんだから換気はいいでしょ?と思うかもしれませんがそうではありません。すき間が多いとすき間付近の空気が先に抜けてしまって部屋の全体の空気がうまく抜けず、汚れた空気が滞留する場所が発生してしまいます。まとめ気密が悪いと冷暖房費が高くなる上に、空気が汚れ、家も傷んでしまう・・・。断熱性能と気密性能は、片方だけ高くてもダメ。家も適切な断熱と気密工事をセットで行うことで、暖かく快適な家をつくることができるんですね。
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家創りの「ゾーニング」を考えるためのポイント
こんにちは!ダイバホームです。新居での暮らしを思い描きながら「間取り」を考えるのはとても楽しいですよね。家の数だけ間取りがあり、間取りは暮らし心地のいい家を作るための大切な要素です。失敗しない間取りを作るためのポイントが「ゾーニング」です。ゾーニングは、居室や洗面、廊下などを用途ごとに分類して効果的に配置すること。ゾーニングをしっかり計画することで「暮らし心地のいい家」が実現します。今回はそのゾーニングで意識すべきポイントをご紹介します。部屋とスペースを4つに分類する。失敗しない間取り創りは、「ゾーニング」で決まると言っても過言ではありません。ゾーニングではまず家を構成する部屋とスペースを各々の機能で下記の4つに分類分けをします。・パブリックゾーン…リビング、ダイニングなど・プライベートゾーン…各々の部屋、書斎など・サービスゾーン…キッチン、トイレ、洗面所、浴槽など・移動ゾーン…玄関、廊下、階段などここで分類分けした部屋とスペースを次の3つのポイントを考えながら住まいのどのあたりに配置するかを考えていきます。ゾーニングポイントその1【動線】動線とは、建物内を人が移動する経路を表したもの。生活利便性やコミュニケーションは、動線を考えた部屋・スペースの配置で決まってしまうと言っても過言ではありません。。たとえば来客時にキッチンを通らないとリビングに行けないような配置では不便ですし、洗濯機から物干し場が離れすぎていては使い勝手が悪いですよね。動線は、人それぞれ、時間帯や曜日によって行動パターンの変化とともに変化します。すべてのパターンを考慮するのは難しいですが、無理や無駄ができるだけ少ない動線になるようゾーニングしましょう。ここでは、間取りを考える時に検討したい動線の一例をご紹介します。[洗濯動線]洗濯機を置く場所から洗濯を干す場所への移動距離が長すぎないか、洗濯物を取り込んでから収納するまでの作業をいかに効率よくできるかの動きを考えましょう。[水回り動線]日々の家事や掃除は、キッチンや洗面、ユニットパス、トイレなどの水回りに多くの時間が使われます。キッチンから洗濯場への移動、ユニットバスやトイレの掃除をするのに長い廊下を何度も往復するような配置は避けましょう。[来客動線]来客時にプライベート空間を見られなくて済むように、客間から玄関やトイレに直接行ける配置が理想的です。来客時に子どもが部屋からトイレに行く場合も、お客様の前を通らずにすむようにしたいですね。ゾーニングポイントその2【通風】このご時世ですから、室内の換気も考え風通しのいい家が求められます。通風のためにはただ窓のサイズを大きくしたり、窓をたくさん付ければよいというわけではありません。[風の通り道を考える]風を通すためには、隣の家とはある程度の距離が必要です。住宅が密集する地域でも、ちょっとしたゆとりを作るだけで、風の通り方は変わってきます。[部屋の開口部は2つ以上]部屋に窓が1つしかないと風は通り抜けられません。2つ以上の開口部を対角線上につくりましょう。また、出口は入口より大きくしたほうが風は通り抜けやすくなります。水平方向だけでなく、上下に風を流してあげる吹き抜けや高窓を利用するのも効果的です。ゾーニングポイントその3【採光】採光は、敷地の向きや隣家との距離など周辺環境によって大きな影響を受けます。家族が集うリビングは採光がとれるように配置したいですが、難しい場合には、吹き抜けや天窓を利用したり、2階にリビングを配置するという方法もあります。また太陽の高さは季節によってかわるので、季節の変化にも対応できる縦長の形状の窓を採用すると効果的です。いずれにしても、光のあふれる新居にするために、さまざまなプランを検討して住宅会社とよく相談しましょう。ゾーニングで理想の間取りを作って、暮らしやすい家に!理想の家をつくるために、住宅会社の担当者と共に家族みんなで意見を出し合い、理想の間取りをカタチにしていきましょう。ゾーニングは今だけでなく将来予想される生活パターンを思い浮かべて考えると長く満足できる住まいになります。