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【土地】土地探しを始める方のための基礎用語解説
これから家づくりを始めるにあたって、多くの方が最初に取り組むのが「土地探し」。しかし、土地の広告や不動産会社の説明を見ていても、専門用語が多くてよくわからない...という方も多いのではないでしょうか?特に住宅購入層の皆さまにとって、納得のいく土地選びをするためには、最低限の用語やポイントを知っておくことが大切です。今回は、土地探しを始める方が知っておきたい基礎用語をわかりやすく解説します。 土地の形状に関する用語■ 整形地(せいけいち)四角形や長方形など、形が整っている土地のこと。建物の配置や駐車場のレイアウトがしやすく、注文住宅との相性も抜群です。■ 不整形地(ふせいけいち)三角形や旗竿地(後述)など、形が複雑な土地。価格が安めな反面、設計や建築に工夫が必要な場合もあります。■ 旗竿地(はたざおち)不整形地のひとつで道路から細長い通路を通って奥まった場所にある土地。プライバシーが確保しやすい一方で、採光や風通しに注意が必要です。 ■ 高低差のある土地道路との高低差が大きい土地のこと。擁壁工事などの追加費用がかかる可能性があるので要注意。土地関連の専門用語■ 建ぺい率(けんぺいりつ)土地に対して、建物を建てられる面積の割合。例えば、100㎡の土地で建ぺい率が60%なら、建物の1階部分は最大60㎡まで建てられます。■ 容積率(ようせきりつ)土地に対して、建物の延床面積の割合。2階建てなど、階数のある建物を検討する際に重要です。 ■ 接道義務(せつどうぎむ)建築基準法により、建物を建てるには幅4m以上の道路に2m以上接している必要があります。この要件を満たさない土地には家を建てられないことも。■ 用途地域(ようとちいき)都市計画法で定められた、土地の使い方を制限するエリア分け。住宅地、商業地、工業地などに分かれており、建てられる建物の種類や大きさが異なります。■ 地目(ちもく)土地の登記上の用途区分。宅地・田・畑・山林などがあります。注文住宅を建てるには、原則として地目が「宅地」であることが望ましいです。土地関連の法律と規制■ 建築基準法建物の構造や防火、耐震などについて定めた法律。土地の形状や接道状況によっては、建築制限がかかることがあります。■ 都市計画法土地の用途や開発をコントロールする法律。住宅が建てられるエリアかどうかは、この都市計画法の用途地域によって決まります。■ 農地法地目が「田」や「畑」の場合、宅地への転用には許可が必要です。スムーズに注文住宅を建てるためにも、事前の確認が大切です。重要事項説明書とは?土地や建物の売買時に、不動産会社が買主に対して契約前に必ず交付し、説明しなければならない書類です。主な内容は以下のとおり:登記簿の情報私道の有無インフラ設備の整備状況土地の用途地域、建ぺい率・容積率法律上の制限この説明書を通じて、後から「こんなはずじゃなかった!」とならないための重要な情報を把握できます。説明を受ける際は、不明点を遠慮なく質問することが大切です。 静岡で土地探しをする際の注意点静岡は海と山に囲まれた自然豊かな地域であり、地形や気候に応じた土地選びが求められます。■ 地震や津波への備え静岡は地震が多い地域です。地盤調査やハザードマップの確認は必須です。また、津波浸水エリアに該当していないかもチェックしましょう。■ 高低差のある地形海沿いや山間部では高低差のある土地も多く見られます。造成工事や擁壁設置が必要な場合、追加費用が発生することもあります。■ 道路と接しているかの確認狭い道が多い地域もあります。車の出入りがしやすいかなどをチェックしましょう。 土地探しに役立つチェックリスト接道状況(4m以上の道路に2m以上接しているか、車の入りやすさなど)用途地域と建ぺい率・容積率地盤やハザードマップの確認造成・擁壁など追加費用の有無インフラ(上下水道・ガス・電気)の整備状況周辺環境(騒音・日当たり・利便性)土地の形状と配置しやすさ重要事項説明書の内容確認 まとめ土地探しは、家づくりの第一歩。だからこそ、基本的な用語やポイントをしっかり理解しておくことが大切です。静岡で木造住宅や高気密住宅を建てたいとお考えの方は、ぜひ土地選びの段階から私たちのような住宅会社と一緒に進めていきましょう。性能・デザイン・コストすべてをバランスよく考えた、あなただけの注文住宅がきっと見つかるはずです。
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【土地】理想の家づくりのための土地選びポイント5選
マイホームを建てる際、土地選びは成功のカギを握ります。どんなに理想的な設計の住まいでも、土地に問題があると快適な暮らしは実現できません。特に静岡では、「耐震工法」や「制振工法」などの住まいの安全性の視点も重要になります。今回は、理想の家づくりを実現するための土地選びのポイントを5つご紹介します。 1. 生活の利便性をチェック!まずは日常生活における利便性を考えましょう。具体的には以下の点をチェックしてください。交通の利便性:最寄り駅やバス停までの距離、通勤・通学にかかる時間。買い物環境:スーパーマーケットやコンビニ、ドラッグストアなどが近くにあるか。医療機関:病院やクリニックが近くにあり、緊急時にすぐ駆けつけられるか。教育環境:幼稚園、保育園、小中学校までの距離や教育の質。毎日の生活に直結するポイントなので、購入前にしっかりとリサーチしましょう。 2. 地盤の安全性を確認!住まいを建築する際、地盤の強さは重要なポイントです。特に静岡県は地震のリスクが懸念されている地域ですから、土地の地盤状況を把握することが欠かせません。チェックするポイントは以下の通りです。地盤調査報告書を確認:過去の地盤調査データを取得し、地盤の強度をチェック。ハザードマップの活用:自治体が公表しているハザードマップで、液状化や地震リスクを確認。近隣の地形を確認:もともと田んぼや沼地だった場所は、地盤が弱い可能性があるため要注意。地盤が弱い場合は、地盤改良や適切な耐震工法・制振工法を取り入れることで、安全な住宅づくりを実現できます。 3. 周辺環境と住み心地を確認!家は長く住む場所だからこそ、周囲の環境が暮らしやすいかどうかはとても重要です。騒音や匂い:幹線道路や工場が近くにないか、昼と夜で騒音の変化があるか確認。日当たりと風通し:周囲の建物の高さや配置によって、日当たりや風通しが悪くならないかチェック。治安の良し悪し:交番や防犯灯の数、近隣の住民の様子を確認。地域コミュニティ:自治体の活動や町内会の雰囲気をリサーチ。快適な暮らしを送るために、周辺環境のチェックは欠かせません。 4. 法律や制限を確認!「注文住宅」を建てる際、土地の法律的な制限を知らずに購入すると、理想の家が建てられない可能性があります。用途地域の確認:土地が住宅用として使用できるか、市役所などで用途地域を確認。建ぺい率・容積率:建てられる建物の大きさに制限があるため、事前にチェック。高さ制限や斜線制限:周囲の建物との調和を考えた規制がある場合がある。景観条例の有無:特定のデザインや外観の規制があるか確認。理想の家を建てるためには、法律や条例をしっかりと把握することが大切です。 5. 将来の資産価値を見極める!家は一生ものですが、将来的に売却や住み替えを考えたとき、土地の資産価値が下がらないかも重要なポイントです。今後の開発計画を確認:再開発予定や新しい商業施設の計画があるかチェック。駅近・利便性の向上:公共交通機関の発展や道路の整備状況を調査。人気エリアかどうか:住宅需要が高いエリアであるか、不動産市場の動向を確認。災害リスク:災害が起こりやすい地域だと資産価値が下がる可能性があるため注意。将来を見据えた土地選びをすることで、安心して暮らせる家づくりが可能になります。 まとめ理想の「注文住宅」を建てるためには、慎重な土地選びが欠かせません。「木造住宅」を建てる場合も、「耐震工法」や「制振工法」を取り入れるなら、土地の特性を理解しておくことが大切です。土地選びのポイント5選生活の利便性をチェック地盤の安全性を確認周辺環境と住み心地を確認法律や制限を確認将来の資産価値を見極める ぜひ、これらのポイントを押さえて、後悔しない土地選びをしてください!
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【土地】建蔽率(建ぺい率)・容積率とは?土地と住まいの面積についての基礎知識
住宅購入を検討するなら知っておきたい!家を建てる際に、「建蔽率(建ぺい率)」や「容積率」という言葉を耳にすることがあると思います。これらは、土地に対してどれくらいの建物を建てられるかを決める重要なルールです。注文住宅を検討する方や静岡市で家を建てたいと考えている方に向けて、わかりやすく解説します。木造住宅の建築を計画する際にも大切なポイントとなるので、しっかり理解しておきましょう。 1. 建蔽率(建ぺい率)とは?◎ 建蔽率の基本的な考え方建蔽率(建ぺい率)とは、土地の面積に対して建物が占める割合のことを指します。これは都市計画法や建築基準法で定められており、防火や日照、風通しを確保するために設けられています。 ■ 建蔽率の計算方法建蔽率(%) = 建築面積 ÷ 敷地面積 × 100例えば、敷地面積が100㎡の土地に建築面積50㎡の建物を建てる場合、50㎡ ÷ 100㎡ × 100 = 50%つまり、この建物の建蔽率は50%となります。 ◎ カーポートを作る際の建蔽率の注意点カーポートを設置する場合、その構造によって建蔽率に影響を与える可能性があります。以下の点に注意しましょう。屋根のあるカーポートは建蔽率に含まれる場合がある例えば、柱のみの構造で屋根がある場合、建築面積に算入されるケースがあります。建築基準法の「建築面積の緩和措置」主要構造部分が柱のみで、屋根の端から柱までの距離が一定以上離れている場合、建蔽率の計算から除外される可能性があります。カーポートを設置する際は、事前に住宅会社と相談し、建蔽率を考慮した計画を立てることが重要です。 2. 容積率とは?◎ 容積率の基本的な考え方容積率とは、敷地面積に対する延床面積(建物の全ての階の合計面積)の割合を示します。■ 容積率の計算方法容積率(%) = 延床面積 ÷ 敷地面積 × 100例えば、敷地面積100㎡の土地に、1階:50㎡2階:50㎡の建物を建てる場合、(50㎡ + 50㎡) ÷ 100㎡ × 100 = 100%この建物の容積率は100%になります。 ◎ 容積率の制限建蔽率と同様に、用途地域ごとに容積率の制限があります。また、道路幅員(道路の幅)によっても制限を受けることがあるため、事前に自治体のルールを確認しましょう。 ◎ 用途地域ごとの建蔽率・容積率一覧※建築地に適用される法令制限については市町村のホームページまたは自治体の都市計画課等でご確認ください。 3. 建蔽率・容積率のルールを守らないとどうなる?建蔽率や容積率を超えて建築してしまうと、以下のようなリスクがあります。建築確認申請が通らない違法建築となり、是正を求められることがある特に、木造住宅の耐震工法や制振工法を採用する場合、建築面積が影響を受けることもあるので、事前の確認が重要です。 4. まとめ建ぺい率や容積率は、理想の家づくりをするときに知っておきたい基本の知識です。気に入った土地を見つけたら、建ぺい率と容積率、その他の条件からどのような家が建てられるのかを調べてみましょう。また、家づくりには専門的な知識が必要となるため、家づくりのプロに相談することが大切です。住宅会社にアドバイスをもらいながら、自分に合った最適なプランを考えましょう。
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【土地】土地探しでのよくある失敗談とその対策
こんにちは、ダイバホームです。今回は「土地探し」でよくある失敗談と、その対策についてお話しします。「土地探し」は家創りの第一歩。理想の家を建てるための舞台となる土地選びは、失敗したくないですよね。でも、実際にはそんなはずでは・・・となってしまうケースも少なくありません。こちらでは、そうした失敗を防ぐためのポイントをご紹介します! 失敗談その1:理想の家を考えずに土地を選んでしまった土地を見に行くと、「広さがちょうど良い」「価格が手頃」と思って勢いで購入してしまうことがあります。でも、いざ住まいを建てようとしたら、「理想の間取りが作れない」「法的な制限があって広さが確保できない」なんてことも……。対策:どんな住まいが必要かを考えてから土地探しを進めましょう!土地探しの前に、どんな家を建てたいのかをイメージしましょう。例えば、「子供部屋は2部屋ほしい」「駐車場は2台分は確保したい」「家族でくつろげる広いLDKがほしい」など、住まいの条件を先に決めておくと、土地探しの基準が明確になります。ダイバホームは家創りを前提とした「家創りのプロの目線の土地探し」をご相談いただけますので、ぜひお気軽にお声がけください!失敗談その2:環境を確認せずに購入してしまった土地の価格や広さだけに目を奪われて、周辺環境をよく確認しないまま契約してしまうケースもあります。例えば、通勤や通学に不便な場所だったり、静かな環境を求めていたのに隣に工場があったり……。対策:現地視察を徹底!昼夜の環境もチェックしよう土地は現地視察が重要!昼間と夜、平日と休日で雰囲気が変わることもあります。また、静岡市内であれば、台風や地震といった災害リスクを考えることも大切。ダイバホームではお勧めする土地について現地確認を行い、周辺の災害リスクや地盤調査についてもアドバイスできますので、安心してご相談ください。失敗談その3:予算オーバーしてしまった「理想的な土地を見つけた!」と思って購入したものの、注文住宅を建てる段階で予算オーバーになることも……。特に、土地購入後に地盤改良費用がかかる場合や、耐震工法や制振工法を採用するために追加の費用が必要になるケースがあります。対策:トータルコストを考えた計画を立てよう土地の価格だけでなく、建築費やその後のランニングコストも考慮した資金計画を立てましょう。ダイバホームでは無料の資金計画相談も承っています。建築コストや土地事情に詳しいスタッフが、しっかりサポートします。失敗談その4:法律や規制を見落としていた購入後に「建ぺい率や容積率が思っていたより厳しい」「高さ制限があって理想の家が建てられない」など、法律や規制の問題でトラブルになることもあります。対策:プロに相談して土地の規制をチェック!土地ごとに定められている規制や条件は素人では分かりにくいもの。注文住宅を建てる前提で、プロに確認してもらいましょう。ダイバホームでは土地の法規制や建築条件の調査もお手伝いしていますので、安心してお任せください。最後に:理想の土地探しは家創りのプロと一緒に!土地探しは、失敗するとその後の家づくりにも大きな影響を与えてしまいます。だからこそ、信頼できる家創りパートナーと一緒に進めることが大切です。ダイバホームでは、静岡市を中心に木造住宅や注文住宅の建築サポートを行っています。耐震工法や制振工法にも詳しいスタッフが揃っていますので、土地探しから安心してお任せください!お客様一人ひとりの「理想の家づくり」を全力でサポートいたします。お気軽にお問い合わせくださいね!理想の家づくりは、まず土地探しから始まります。当社と一緒に最高のスタートを切りましょう!
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【土地】知らないと損する!土地購入時の法的手続きと注意点
こんにちは、ダイバホームです。家を建てるために必要不可欠な"土地購入"ですが、その際には法的手続きや注意点を正確に理解しておくことが重要です。こちらの記事では、土地購入を検討されている方々に向けて、知っておくべき情報を整理してお伝えします。 土地購入の流れを確認しましょう土地購入の手続きは以下のような流れで進行します:土地探し: 不動産サイトや住宅会社、地元の情報を活用して希望条件に合う土地を見つけます。下見: 実際に現地を訪問し、周辺環境や条件を確認します。契約: 売買契約を締結し、手付金を支払います。登記: 所有権の移転登記を行います。引き渡し: 残代金を支払い、土地を正式に引き渡してもらいます。各段階で留意すべきポイントを以下に詳述します。注意点その1: 土地探しの際にリスクを見逃さない土地を選ぶ際には、以下の点に留意してください。用途地域の確認 静岡市内では土地ごとに"用途地域"が指定されています。例えば、住宅専用地域か商業施設が許容される地域かを確認し、自分の計画に適した地域であるか確認しましょう。地盤の強度 木造住宅を建設する場合、地盤の強さが重要です。地盤調査を実施することで、耐震工法や制振工法の必要性が判断できます。周辺施設と交通アクセス 学校、スーパー、病院などの施設や通勤・通学の利便性を考慮することも重要です。注意点その2: 契約前に重要事項説明を確認不動産会社が実施する重要事項説明は、土地購入の際に非常に重要な手続きです。登記情報 所有者が正しいか、抵当権が設定されていないかを確認します。地役権の有無 隣地との間に特別な権利義務がある場合があるため、注意が必要です。インフラ整備状況 上下水道やガス、電気の引き込み状況を確認しましょう。不明な点がある場合は、その場で質問し、不安を解消することが大切です。注意点その3: 契約書の内容を十分に確認契約書には、将来のトラブルを防ぐための重要な情報が記載されています。引き渡し時期 土地の利用可能時期が明記されているか確認します。契約解除条件 何らかの理由で契約を解除する場合の条件を把握しておきましょう。違約金 万が一契約違反が発生した場合のペナルティについても確認が必要です。細部まで確認しないと、後日予期せぬ問題が生じる可能性があります。注意点その4: 登記手続きについて理解する土地の所有権を正式に取得するためには、法務局での登記が必要です。登記の種類 "所有権移転登記"を忘れずに行いましょう。司法書士の利用 手続きを自分で行うことも可能ですが、専門家である司法書士に依頼するのが一般的です。登記費用 費用の目安として数万円〜十数万円程度が必要です。注意点その5: ローン契約のポイント土地購入資金を住宅ローンで調達する場合、以下の点に注意してください。事前審査 購入希望額が事前審査で承認されるか確認します。金利タイプ 固定金利と変動金利の特徴を理解し、自身に合った選択をしましょう。返済計画 無理のない返済計画を立てることが重要です。 土地購入から家創りをご検討されている方へ静岡市は、海と山に囲まれた自然豊かな地域で、注文住宅の建設に適した土地が数多くあります。ダイバホームでは、住まい建築のための土地探しから、ご要望に合わせたプランニング、耐震工法・制振工法を採用した家づくりまで、トータルサポートを提供しています。お気軽にご相談ください。まとめ土地購入には、法的手続きや事前確認が欠かせません。静岡市で家づくりを検討されている方は、この記事で紹介した注意点を参考に、安全で安心な土地購入を進めてください。理想の家づくり、ぜひ私たちにお任せください。
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【土地】旗竿地(はたざおち)でも快適に暮らせる!特徴とメリット・デメリット
こんにちは!ダイバホームです。住まいを建てる土地を探す際、旗竿地(はたざおち)と呼ばれる土地の選択肢に迷うことがあるかもしれません。旗竿地とは、細い通路部分(竿)を通って奥に広がる敷地(旗)に建物が建てられる形状の土地のことを指します。このような土地は通常の土地よりも安価で購入できる一方、独特の特徴や利便性の面でのメリット・デメリットもあります。今回は、旗竿地の特徴とメリット・デメリットを解説し、快適な暮らしを実現するためのポイントをご紹介します。 旗竿地の特徴旗竿地は、道路から細い通路(竿部分)を通って奥の敷地(旗部分)にアクセスする形状です。都市部や土地が限られた地域でよく見られ、土地価格が比較的手ごろなのが特徴です。一般的に竿部分の幅が狭い場合も多く、車の駐車スペースや建物の配置に工夫が求められることがあります。旗竿地のメリット1. 土地価格が安い旗竿地は一般的な土地と比べると、割安で購入できることが多いです。これは道路に面する部分が少ないためで、特に都市部ではコストを抑えてマイホームを持つ選択肢として魅力的です。 2. プライバシーが確保されやすい旗竿地は奥まった位置に建物が建てられるため、道路からの視線が遮られ、プライバシーが保たれやすい点がメリットです。特に玄関やリビングなどが外から見えにくく、リラックスできる住環境を作りやすいでしょう。 3. 車通りが少なく静か旗竿地は奥まった敷地に建てられるため、通りからの騒音が気になりにくいのもメリットです。人通りが少ないので、家の周りを静かに保てます。 旗竿地のデメリット1. 住宅設計に制約がある旗竿地は敷地形状が独特なため、建物の設計に制約が生まれることがあります。特に通路部分が狭いと、大型の建物やガレージを設置しづらい場合があり、住宅設計に工夫が求められます。 2. 採光と通風の確保が難しい奥まった位置に建物があるため、道路に面した住宅と比べると採光や通風が劣る場合があります。周囲の建物や隣接する敷地の影響で、特に日中の日当たりが限定されることもあるため、間取りや窓の配置に注意が必要です。 3. 車の出入りが不便旗竿地の通路部分が狭い場合、車の出し入れが難しくなりがちです。大きな車や複数台の駐車を想定している場合には、竿部分の幅や駐車スペースの配置に十分な検討が必要です。 旗竿地で快適に暮らすためのポイント旗竿地での生活を快適にするためには、設計段階で工夫を凝らすことが重要です。採光・通風を意識した設計 旗竿地特有の採光・通風の課題に対しては、天窓や吹き抜けを設ける、リビングを南向きに配置するなど、光が入りやすい工夫を取り入れましょう。プライバシーを考慮した窓の配置 外部の視線を気にせず過ごせる旗竿地の特徴を活かし、リビングや寝室などを外から見えないように設計することで、プライバシーの確保と快適な居住空間を両立できます。通路部分の幅を広めに確保する 通路部分を広めに設計することで、車の出し入れがしやすくなります。また、通路が広いと、建材の運搬や緊急時の搬出入もスムーズになるため、利便性も向上します。外構工事でアプローチを整える 竿部分の通路をきれいに整備することで、敷地全体の印象がよくなります。緑を植えたり、ライティングを工夫するなどで、玄関までのアプローチをおしゃれに整えましょう。 まとめ:旗竿地で理想の住まいを実現しよう旗竿地には、土地価格が安価であることやプライバシーが確保しやすいといったメリットがあり、逆に設計の自由度や採光と通風の確保が課題になります。しかし、しっかりと計画を立て、工夫を凝らすことで快適に暮らせる住まいを実現することが可能です。家づくりを進める際には、旗竿地の特徴を活かしながら、理想の住まいを目指しましょう!
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【土地】角地の魅力と注意点
こんにちは、ダイバホームです。家を建てる際の土地選びは、家づくりの第一歩です。その中でも「角地(かどち)」と呼ばれる、道路に二方接する土地は、多くのメリットを持つ一方で、注意が必要な点もあります。この記事では、角地の魅力とその注意点をわかりやすくご紹介します。土地選びに迷っている方は、角地が自分たちの家づくりに合っているかどうか、ぜひ参考にしてみてください。 角地の魅力 1. 日当たり・風通しが良い角地は二方が道路に面しているため、他の家や建物に囲まれにくく、日当たりや風通しが優れている点が大きな魅力です。特に南向きや東南向きの角地は、自然光を取り入れやすく、家全体が明るい空間になる可能性が高いです。風通しも良いため、湿気がこもりにくく、住環境が快適になります。2. プライバシーが確保しやすい道路に面する部分が多いことから、隣家との距離が近くなりにくく、プライバシーを確保しやすい点も角地の利点です。家の設計次第で、外からの視線を遮る工夫をしやすく、開放的でありながらもプライバシーを保てる空間を作りやすいです。3. 駐車スペースが確保しやすい角地は道路に面する面積が広いため、車の出入りがスムーズに行える駐車スペースを確保しやすいというメリットもあります。家の正面以外の部分を駐車場として活用することができ、庭や玄関周りのデザインに余裕が生まれます。4. 開放感のある設計が可能二方向が道路に面しているため、家の設計において窓や出入口を多方向に設けることができます。これにより、開放感があり、より自由なデザインの家づくりが可能です。窓を多く取ることで、室内が明るく、風通しの良い空間を実現できます。 角地の注意点 1. 建築コストが高くなる可能性角地は、通常の土地よりも建築コストが高くなる可能性があります。理由としては、二方が道路に面していることで、外壁の面積が増えたり、開放感を生かした設計を行うためにデザインの検討が必要になることが考えられます。また、角地特有の法律を考慮した建築設計が必要になることもあります。 2. 道路からの騒音や視線に注意角地は、道路に面する面積が広いため、車の通行による騒音や、歩行者からの視線が気になる場合があります。特に交通量が多い道路に面している場合、家の中まで音が響くことがあり、リラックスした生活に影響が出る可能性があります。このような問題に対処するためには、防音対策や植栽を利用した目隠しなど、設計の工夫が必要です。 3. 広い敷地が必要な場合も角地は開放感があり魅力的ですが、敷地全体を有効に活用するためには広めの土地が必要になる場合もあります。特に駐車スペースや庭を確保する場合、建物の配置に余裕を持たせたいと考える人が多いです。そのため、土地の購入費用が高くなることも考慮に入れておく必要があります。4. 交通の安全性角地は、交差点に面していることが多いため、車の出入りや通行には注意が必要です。特に子どもがいる家庭では、交通事故のリスクを軽減するために、安全対策を講じることが重要です。信号のある交差点や見通しの悪いカーブが近くにある場合は、設計時にフェンスや門扉を工夫して、安全性を高めることをおすすめします。 まとめ角地は、日当たりや風通し、プライバシー確保など、多くのメリットがありますが、その分建築コストや騒音、視線への対策が必要です。家づくりにおいては、角地の特性を十分に理解し、自分たちの生活スタイルや優先順位に合わせた選択をすることが大切です。土地選びに迷ったら、角地の魅力と注意点を比較検討し、理想の家づくりを実現するための第一歩を踏み出してみてください。 ダイバホームが厳選した住宅用土地物件を不動産情報で公開中です。売主物件につき、仲介手数料0円です。お気軽にお問い合わせください。
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【土地】理想の家を建てるためのいい土地が見つかる「7つのコツ」
こんにちは!ダイバホームです。理想の家を建てるためには、良い土地を見つけることは重要なポイントのひとつです。・・・とはいうものの、何を基準に選べばいいのか、どうやって見つければ良いのか、とお悩みの方も多いと思います。今回は、家を建てる際に知っておくべき土地選びのコツや、失敗しないためのポイントを7つにまとめてご紹介します! コツ1:地域と立地のリサーチ土地を選ぶ際に最も重要なのは、住む地域や立地のリサーチです。将来の生活をイメージしながら、以下のような要素を確認しましょう:交通の便(最寄り駅やバス停までの距離)周辺の施設(スーパー、病院、学校、公園など)治安や災害リスク(ハザードマップの確認) コツ2:土地の形状と大きさをチェックする土地の形状や大きさは、家の間取りや庭、駐車場の設置などに大きく影響します。変形地や狭小地は価格が安いですが、希望の間取の住まいが入らないことも多いため注意が必要です。できるだけ建築がしやすい整った形の土地(整形地)を選びましょう。 コツ3:土地の地盤を確認する地盤が弱い土地は、建物の耐久性や安全性に影響します。実際の地盤は地盤調査をしないとわかりませんが、過去の周辺調査実績データなどから地盤がどのような地域かを掴むことができます。また地名から地盤の強さを推測することができ、地名に「川」「河」「池」「沼」「浜」「浦」などの水を表す漢字が含まれる場合、過去にその地域が水辺や湿地であった可能性があるため、地盤が軟弱であることが多いと言われています。 コツ4:周辺環境を確認する目の前に広がる緑豊かな景色が将来も続くか、近隣に大型施設ができる計画はないかなど、土地周辺の将来の開発計画や環境の変化についてもチェックが必要です。また、大きな工場や鉄道の周辺などでは、騒音、臭気が無いかも確認しましょう。 コツ5:ライフスタイルに合った場所を選ぶライフスタイルに合った土地を選ぶことが大切です。たとえば、車をよく利用する方は駐車スペースが確保できる土地を選び、自然に囲まれた生活を望むなら郊外や自然の多いエリアを検討するなど、自分たちの生活スタイルに合った土地かどうかを判断しましょう。 コツ6:土地の法的制約を確認する土地には法的な制約がある場合があります。建ぺい率や容積率、用途地域、斜線制限など、建物の大きさや形状に影響を与える規制をしっかり確認しましょう。 コツ7:予算とのバランスを考える土地の価格だけでなく、家を建てる際の建築費用や、その他の諸費用も考慮することが必要です。土地に多くの予算をかけすぎると、家づくりに必要な費用が足りなくなることも。総合的な予算計画を立てましょう。 最後に 理想の家づくりは、良い土地探しから始まります家を建てるための土地選びは、将来の生活を大きく左右する重要なステップです。この記事で紹介した7つのコツを参考にして、後悔のない土地探しをしましょう。ぜひ、住宅会社や専門家と相談しながら、最適な土地を見つけてください! ダイバホームではお客様の理想の土地探しをサポートしています。随時開催中のイベントにてご相談を受け付けています。お気軽にご相談ください。イベント情報はこちら
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【土地】家づくりに最適な土地を見つけるコツと注意点
こんにちは、ダイバホームです。家づくりは一生に一度の大きなイベント。そのスタートラインに立つ前に、最も重要なことは「土地選び」です。土地は家づくりの土台であり、適切な土地を選ばなければ、理想の家が建てられなかったり、後々のトラブルを引き起こしたりする可能性があります。今回は、理想の家を建てるために知っておきたい、土地選びのコツと注意点についてお話しします。 立地条件のチェックは最優先! 家を建てる際に、多くの方が最初に気にするのが「立地」です。もちろん、駅に近いかどうかや、買い物の便利さを考えることは重要ですが、少し踏み込んで考えると、日常生活全体を通じた利便性がもっと大切です。 利便性まず、通勤や通学のしやすさは日々のストレスを軽減してくれます。最寄り駅までの距離やバスの運行状況だけでなく、自転車や徒歩での移動がどれくらい便利かもチェックしましょう。また、近隣にスーパーやコンビニ、ドラッグストアがあるかどうかも、日常生活を支える重要な要素です。一方で、交通の便が良すぎる場所や幹線道路に面している土地は、騒音や排気ガスの問題が発生する場合があります。特に、小さなお子様がいるご家庭では、安全性も考慮する必要があります。家族構成やライフスタイルに応じた利便性を考えて、周囲の環境をじっくり観察してみましょう。 自然環境生活インフラだけでなく、自然環境も重要な要素です。例えば、緑が多い地域は心身のリフレッシュに役立ちますし、公園が近くにあると子どもの遊び場としても便利です。さらに、四季折々の風景を楽しめる場所は、長く住んでも飽きない魅力を感じられます。 ハザードマップの確認 洪水や土砂災害のリスクがある土地は避けることが大切です。地方自治体の「ハザードマップ」を確認することで、その地域がどれくらい災害に対してリスクを抱えているかがわかります。高台の土地は水害には強い一方、風が強かったり、交通の便が悪い場合もありますので、バランスを考慮して判断しましょう。静岡市のハザードマップは「静岡市防災情報マップ」で確認できます。凡例もあり、色分けされていてわかりやすい資料です。 周辺環境の調査は足を使って実際に確認しよう 土地の選定において、地図やインターネットでの情報収集は大切ですが、実際に足を運んで現地の様子を体感することが最も重要です。なぜなら、周辺環境がもたらす影響は非常に大きく、家の設計にも直結するからです。 日当たりや風通しを確認する例えば、土地に建つ家の間取りや位置を考える上で、日当たりや風通しは非常に重要な要素です。土地の周りにどんな建物が建っているのか、どれくらいの高さがあるのかを確認しましょう。高い建物に囲まれていると、昼間でも部屋が暗くなってしまう場合がありますし、風が通りにくくなることで、湿気が溜まりやすくなることもあります。また、朝と夕方では陽の当たり方が異なるため、できれば時間帯を変えて現地を見に行くことをおすすめします。 騒音や臭いの確認も忘れずに周囲に工場や飲食店が多いエリアは、騒音や臭いの問題が発生する可能性があります。特に、夜間に近くの道路でトラックが多く通る場合、夜間の騒音が気になるかもしれません。また、風向きによっては、工場や飲食店からの排気ガスや煙が気になることもあります。土地を選ぶ際には、実際にその地域の空気感や音を確認することが大切です。 法的規制や用途地域を確認 土地の利用には法律で定められた「用途地域」があります。これは、都市の発展と住環境の保全を図るためのもので、建てられる建物の種類や高さが制限されています。この規制を無視して土地を購入してしまうと、理想の家が建てられなかったり、計画通りに進まなかったりする可能性があります。 建ぺい率と容積率を確認する土地に建てられる建物の大きさや高さは、建ぺい率や容積率で決まります。建ぺい率とは土地面積に対する建築面積の割合のことで、容積率は延床面積に対する割合です。これらの制限によって、建物の広さや高さに影響が出るため、土地を選ぶ際には必ず確認しましょう。 再開発や都市計画道路の影響を調べるまた、将来的にそのエリアが再開発される予定がないか、都市計画道路の計画がないかも重要です。これらの情報は、市役所や区役所の窓口で確認できます。せっかく家を建てても、数年後に都市計画で道路が通るために立ち退かなければならなくなる場合もあるため、事前の確認は必須です。 予算と理想のバランスを考える 最後に、土地の価格と予算のバランスをしっかりと考えましょう。理想的な場所に土地を見つけても、予算オーバーでは後の家づくりが難しくなります。また、安い土地には必ず理由があります。その理由が将来の住み心地にどう影響するかをよく考え、冷静に判断することが大切です。土地の購入価格に加えて、地盤改良や外構工事など、家づくりには様々な追加費用が発生します。これらを含めた総予算を事前に把握し、バランスよく計画を立てることが成功の鍵です。 まとめ土地選びは、家づくりの最初にして最も重要なステップです。立地条件や地盤、周辺環境、法的規制をしっかり確認し、家族のライフスタイルや将来の変化に対応できる土地を選ぶことで、安心して暮らせる理想の住まいを手に入れることができます。焦らず、じっくりと時間をかけて理想の土地を見つけましょう。
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失敗しない!土地購入で検討すべき手順とは?
こんにちは!ダイバホームです。家を建てるためには土地が不可欠。土地選びをはじめる前にどんなことを決めておくべきかの正しい手順を知っておくべきです。土地購入の際の手順は7段階あり、一つ一つ丁寧に検討して決めていくことが重要です。大変ですが、この手順をちゃんと踏まないとこんなはずじゃなかったと後悔してしまうことにもなりかねません。失敗しない土地選びのため、頑張ってください! 手順1:全体の資金計画を立てるまずは「自分たちが家創り(土地+家)にいくらお金をかけられるか(総予算)」を算出します。多くの方は、住宅ローンでの借入を予定されていると思いますので、実際にどのくらい借りられるのか、無理なく返済できる金額はいくらなのかを把握しましょう。自分たちだけでは正しい総予算を算出するのは難しい、と思われる方は銀行や住宅会社に相談してみるのもいいと思います。もちろんダイバホームでも予算のご相談をしていただくことができます。 手順2:家の建築費用を算出する次に、建築したい住まいの建築費用を算出します。ご家族みんなの夢や希望、将来ビジョンを踏まえて、どのくらいの広さで何部屋必要か、収納や趣味の空間も考えて、どんな家を建てたいかを決めます。 手順3:土地予算を逆算する全体の予算から建築費用を引くことで土地に掛けられる金額を算出します。この金額を正確に把握しておくことがこれ以降の手順をスムーズに進める為にとても重要です。 手順4:金融機関で事前審査をして、総予算の裏付けをとる手順1で算出した総予算の通りに住宅ローンが借りられるかどうか、金融機関に「事前審査」をします。希望していた金額で審査が通らなかった場合、手順1に戻って計画を見直します。 手順5:住みたいエリアから土地をピックアップする住みたいエリアを決め、そのエリアの中から欲しい土地をピックアップしていきます。件数は5件程度でよいでしょう。このときの目安として、手順3で決めた土地予算の1割ほど高い土地までは許容範囲としてピックアップしましょう。たとえば、土地にかけられるお金が2,000万円なら、2,200万円程度の物件までの範囲で探します。手順6:現地チェックして、土地物件をランク付けする。ピックアップした土地を欲しい順にランク付けして実際に現地に行ってみましょう。学校までの道順や距離、交通の便、主要施設など実際に見て確認します。その上で、土地を決める優先順位にしたがってほしい順にランク付けします。 手順7:プロに価格交渉してもらう最後に、一番欲しい土地から順に、プロに価格交渉してもらいます。ローンの裏付けが取れていて、建物の計画も詰めてある。そのうえで「この価格になれば買います!」と本気の姿勢を見せて交渉します。このときのポイントは、プロに価格交渉してもらうこと。「土地を買うのは初めて」という素人が、交渉で百戦錬磨の不動産業者に勝てることはほとんどありません。ですから、こちらは家づくりのプロ=建築会社の営業マンに交渉を任せるのです。希望の金額になれば買う、ならなければ買わずに第二希望の土地にアタックする。このシンプルな方法で、予算内で好条件の土地を買うことが可能になります。大変な手順ですが、長く住む大切な住まいのことですから、この手間をかける価値は十分にあります!頑張ってください。もちろん、ダイバホームが住まいのプロとしてお客様と一緒にこの手順を進めていくことができますので、お気軽にご相談ください!ご相談予約をご希望の方はこちらからどうぞ!!